ハーモニー
東京都千代田区神保町のKAZ矯正歯科、院長 高橋和明です。
先日、ハーモニーの講習会に参加してきました。
インコグニートと同様にCAD/CAMの技術を使った、新しい裏側矯正システムです。
インコグニートと似た部分は多いのですが、違いはまず、デイモンシステムと同様に
装置がシャッターで開閉式になっているという点です。
これはデイモン同様に、よりスムーズな動きが期待でき、昔からデイモンシステムで
治療している私としては、前々から裏側の装置で欲しい機能の一つでした。
開閉式になる事で、少し装置の厚みが出てしまいますが、形状が丸みを帯びているので、
手で触った感じでも、さほど違和感はないだろうと感じました。
次には、装置が1つ1つブロックの金属からの削りだし(ミリング)になっている事です。
ブラケット(装置)の多くは、鋳造(キャスト)で作られている物が多いのですが、
ハーモニーはミリングだそうで、現在の技術ではミリングの方はがキャストよりさらに
精度があげられるらしいです。
次には、装置が外れてしまった時の再装着です。
これは表側でも裏側でも、もともとついていた位置と少しでもずれてしまえば、
歯がその方向に動いてしまうので、大問題です。
ハーモニーでは、正確に同じ位置に戻せるキットが付いているので、これは非常に大助かりです。
等々、様々な部分でメリットが多く、より快適に、より正確に、よりきれいな治療を
目指すKAZ矯正歯科としては、今後積極的に取り入れていきたいと考えています。
ただ、装置の製作費用が?難点です。
共有