フッ素入り製品の使い分け
こんにちは🍓
前回はフッ素についてお話ししました。
一口にフッ素と言っても実は3種類あり、「フッ化ナトリウム(NaF)」と「モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)」、「フッ化第一スズ」に分けられます☝🏻
今回はそのそれぞれの特徴についてのお話しです😀
🔷フッ化ナトリウムは、すばやく歯の表面で反応して予防効果を発揮しますが、歯の深部には浸透しにくく、唾液の再石灰化力の弱い方には効果が出にくいです💦
こんな人におすすめ💡
🔻虫歯のリスクが比較的低い方
🔻ブラッシングが上手でない方
🔻プラーク(歯垢)が付きやすい方
🔷モノフルオロリン酸ナトリウムは、フッ化ナトリウムの3倍以上歯の深部まで浸透し予防効果を与えますが、作用が遅く、プラーク(歯垢)中で分解されてしまいます😭
歯磨き粉でしか入手できません。
こんな人におすすめ💡
🔻歯と歯の間や噛み合わせの面に虫歯ができそうな方
🔻ブラッシングが上手な方
🔻酸性食品の摂取頻度が高い方
⚠️歯磨き粉は1g程度(10才以上)で歯磨きのあとのうがいは1,2回とし、歯磨き粉が少しお口の中に残るくらいにしてください。
🔷フッ化第一スズは上記の二つに比べ、虫歯の原因菌(ミュータンス菌・ラクトバチラス菌など)の発育を阻止する効果に優れています。
つまり、虫歯の原因となる菌の活動を弱めてくれるのです。
こんな人におすすめ💡
🔻虫歯の原因菌の数が多い方
🔻ドライマウス(口内乾燥症)の方
⚠️通常の歯磨きのあとに約1分間歯面全体に行き渡るように軽く塗っていきます。
使用量は1回0.5g(約1cm)程度。幼児(3~6歳)はその半分が目安です。
使ったあとはうがいはせずに、軽く吐き出す程度にし、30分間はうがいや飲食を控えてください。
フッ素は毎日使用することが重要です‼️
歯医者さんは歯を削る所ではなく、虫歯を作らないために行くところです。
フッ素はあなたの歯を守る大切な方法のひとつです😄
千代田区神保町 KAZ矯正歯科
担当:衛生士
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